甲子園のジェット風船、あなたも一度は目したことあるのではないでしょうか?
阪神タイガース、七回裏の攻撃前に一斉に舞い上がる「黄色い風船」。
黄色いジェット風船が空に舞うあの瞬間は、まさに甲子園名物と言えます。
特に阪神タイガースの試合では、スタンド全体が一体となって応援するこのイベント!
初めて観戦する人にも強烈な印象を与えます。
しかし、新型コロナ感染対策の影響で中止となっていたジェット風船!
なぜ甲子園ではジェット風船が愛され、定着していたのでしょうか?
その背景には、長年にわたるファン文化や球場独自の歴史が関係している?
この記事では、ジェット風船の人気の理由!
そして、正しい飛ばし方や観戦マナーについて詳しくご紹介します。
近直、復活を遂げるジェット風船!
あなたも次の甲子園観戦では、より一層楽しめることとなるかもしれません。
甲子園名物ジェット風船とは?人気の理由とマナー
甲子園の名物といえば、ジェット風船を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?
阪神タイガースの本拠地!甲子園球場では、七回裏の攻撃前に観客がジェット風船を空に放つ!
伝統的な応援スタイルがあります。
試合も終盤に差し掛かるタイミングで一斉に風船を飛ばし、スタンドが一つになれる瞬間。
また、風船が放たれた後の「スーッ」と抜けるような音も、独特の高揚感を生みます。
そして、甲子園球場で黄色いジェット風船を楽しむためのマナーは必須です。
球場が指定したタイミング以外で飛ばすのは厳禁!
また、風船は周囲の人の顔や飲食物に当たらないよう配慮しながら膨らませる。
膨らませるときの音やスペースの取り方にも注意が必要です。
ジェット風船は飛ばすためのモノを使用し、風船が破裂したゴミは持ち帰るのが望ましいとされています。
このような、ジェット風船を飛ばす応援は甲子園だけのものではなくなっています。
他の球場でも正しいマナーを守って、綺麗な観戦で最大限に楽しみ味わいましょう!
甲子園のジェット風船は、いつ解禁されるのか?
阪神甲子園球場で長らく中止されていた名物、ジェット風船!
新型コロナ感染対策の影響で2020年シーズンから一切飛ばすことができませんでした。
しかし、2025年3月9日の巨人とのオープン戦の七回裏、6年ぶりに実証実験として解禁されました。
このジェット風船の復活劇では、スタンドを黄色に染めた約4万個のジェット風船を配布!
専用ポンプを使って安全に膨らませる方式が採用されたそうです。
飛沫防止・環境対策として再利用可能な素材と回収ボックスの設置なども導入されたとのこと。
続いて4月13日の中日戦は雨天中止となり、2回目の実証実験は実現されませんでした。
今後も段階的に再開の可能性を探って行くそうです。
2025年6月17日の株主総会では「リサイクルできる仕組みが整えば再開したい」と前向きなコメント!
ただし、球団側は「完全復活には慎重な検証が必要で、課題をクリアしながら検討中」と述べ、正式再開の時期は未定とのこと。
なお、2026年に完全復活を見込みとする声もありますが、球団公式の見解では早期復活に向けて引き続き検討が必要で、明確な日付は未発表。
2025年3月9日:巨人戦で実証実験として解禁(専用ポンプを採用)。
2025年4月13日:2回目の実験予定(雨天のため中止)。
完全解禁は未定:株主総会は慎重な対応!環境対策や回収体制の整備が整い検証するとのこと。
一部の情報では、2026年完全復活の見込み:ただし公式な発表はありません。
甲子園のジェット風船は何がきっかけで、いつから始まったのか?
甲子園名物としてすっかり定着しているジェット風船!
その起源は1985年の阪神タイガースのリーグ優勝にさかのぼります。
ジェット風船の応援は、1978年5月13日に広島東洋カープファンが、甲子園球場での「阪神対広島戦」でジェット風船を飛ばしたのが始まり。
甲子園球場では1985年の阪神タイガース優勝時に阪神ファンが一斉に放ったのが始まりのキッカケ!
黄色い風船が空へと舞い上がる様子は圧巻で、観客の一体感を生み感動的な瞬間となり定着!
長らく優勝から遠ざかっていた阪神タイガース18年ぶりのリーグ優勝を果たし、ファンの喜びが爆発!
その祝福のひとつとして使われたのが、一部の企業が販促用に使用していた「ジェット風船」。
この風船を飛ばすと、ピューッと音を立てて飛んでいく構造で視覚的にも聴覚的にも演出効果があります。
ファンの間で評判を呼び、応援グッズとして球場で販売されるようになります。
試合中に盛り上がるラッキーセブンの7回裏に一斉に飛ばすという習慣が自然と定着しました。
それ以来、阪神戦の定番として毎試合多くのファンがジェット風船を飛ばすようになり、甲子園の名物の一つへとなって行きます。
現在では、ジェット風船は単なる応援グッズではなく、ファンの「一体感」や「祝福の気持ち」を象徴するツールとして、甲子園には欠かせない存在となっています。
甲子園のジェット風船が禁止になった理由?
甲子園球場で長年親しまれてきたジェット風船が、2020年に禁止される事態となりました。
その主な理由は、新型コロナウイルス感染拡大防止のための飛沫感染対策です。
ジェット風船は、口で膨らませて使用する応援グッズ。
そのため、風船を膨らませる際に唾液を伴う飛沫が周囲に広がる可能性?
そして、密集した観客席では感染リスクがあると判断されました。
新型コロナ流行当初は、マスク着用の徹底や飛沫防止が優先されていたため、自然とジェット風船は使用禁止となったのです。
さらに、風船が空中に飛び、最終的に地面に落ちることで発生するごみ問題!
毎試合数万個が飛ばされるため、環境負荷も無視できない課題となり、コロナ禍をきっかけに改めて見直しの声が上がったと言えます。
加えて、風船が他人の顔に当たり、飲み物に入るというようなトラブルも少なからず発生!
このように、感染症対策をきっかけに、衛生面・安全面・環境面など多くの理由によって、甲子園でのジェット風船使用は一時全面的に禁止となりました。
2025年現在、条件付きでの再開に向けた実証実験も始まり、完全復活へは「環境への配慮」「安全な使用方法」の検証結果がカギとなっています。
甲子園ジェット風船復活に対するファンの思い
2025年、ついに甲子園のジェット風船が復活しました。
コロナ禍によって2020年から中止されていた応援スタイルが6年ぶりに復活。
復活初日の3月9日、スタンドから一斉に約4万個の黄色い風船が大空へ舞い上がりました。
多少のフライングぎみな所はあったものの、阪神ファンやプロ野球ファンからは歓喜の声が!
ジェット風船は、単なる応援道具ではありません。
ファンと選手の心をつなぐ象徴であり、甲子園という空間でしか味わえない一体感を演出するものです。
復活を喜ぶファンの多くは、「やっと甲子園に戻ってこれた感じがする」「これがないと本当の応援じゃない」と語っている人も!
とくに長年スタンドに通ってきた高齢ファンや、コロナ禍で観戦を控えていたファミリー層にとって、ジェット風船の復活は「かつての日常」を取り戻す象徴的な出来事となりました。
声出し応援や応援団の復活とあわせて、「これこそが阪神ファンの応援スタイル」だと実感する人もいることでしょう。
また、SNSでも「泣けた」「久々に甲子園らしさを感じた」「子どもと一緒に飛ばせて感動した」といった投稿が相次ぎ、ジェット風船が持つ文化的な意味合いの大きさが改めて浮き彫りになりました。
甲子園でジェット風船が復活したことは、ファンの記憶と感情に深く刻まれた「応援の原点」です。
甲子園のジェット風船はいつ飛ばすのか?
甲子園名物のジェット風船。
その見どころは、数万人の観客が一斉に風船を空へ放つタイミングにあります。
では、甲子園ではジェット風船をいつ飛ばすのでしょうか?
ラッキーセブンと呼ばれる7回裏、阪神タイガースの攻撃が始まる直前です。
甲子園球場ラッキー7のファンファーレの演奏後に、観客が一斉に風船を飛ばします。
これは、後半の攻撃に向けてチームに勢いをつけるための儀式とも言えます。
また、この瞬間はテレビでも中継されるので、ファンにとっては特別な演出ともなっています。
飛ばすタイミングを誤り周囲に迷惑をかけたり、試合進行の妨げになるようなことは控えるべきです。
飛ばす直前はアナウンスによる合図があるので、そのタイミングを守るのがマナー!
ジェット風船は、ただの応援道具ではなく、甲子園の空気をひとつにする文化の象徴でもあります!
コメント