野球選手は、身長が高い方が有利であると考える人は多いのではないでしょうか?
実際、プロ野球やメジャーリーグでは180cmを超える選手が多く活躍しています。
特に投手や長距離打者に、高身長の選手が目立つのは確かです。
しかし、野球は身体の大きさだけで勝負が決まるスポーツではありません。
身長が低くても、俊敏な動きや精度の高いバットコントロールでチームを牽引する選手は存在します。
この記事では、身長がもたらす役割と、それぞれの体格がもたらすプレースタイルの違い?
ポジション別の身長傾向や、長身長・低身長ならではの良さなどもご紹介します。
野球選手の身長に興味がある方は、ぜひ最後までご覧、頂けると嬉しく思います。
野球選手にとって身長は重要なのか?
身長でポジションが決まることは、ほぼ無いと言ってよいでしょう?
ただ、野球というスポーツは力を必要とするスポーツでもあります。
一般的に、身長が高い選手は長い手足を活かした広い守備範囲や打撃時の飛距離で有利とされます。
特に投手では、高い所から角度のあるずっしりと重い球を投げ打者を抑えます。
一方、低身長の選手はストライクゾーンが狭く、選球眼やミート力の高い選手が多いのが特徴です。
また、重心が低いため機敏に動ける点も守備や走塁で有利になりえます。
野球にとって身長は、プレースタイルやポジションの特性でも優劣が存在する!
身長によっても求められるスキルは個人でも異なり、あなたの特長や個性を活かすことが成功の鍵となりえます。
野球選手が高身長であることのメリットとは?
まず、投手にとって高身長は大きな武器となります。
身長が高いとリリースポイントが高くなり、ボールに自然角度が付く!
そして、打者にとってはボールの軌道が見難くなり、対応が難しくなります。
また、手足の長さを活かして、フォームに余裕を持たせ、球速や回転数を向上させることが可能です。
投手である大谷翔平選手(191㎝)やダルビッシュ有選手(196㎝)はまさにその代表例!
多彩な変化球と角度のある速球でメジャーでも活躍しています。
また、打者としても高身長の選手はリーチが長く、ストライクゾーンの広さを武器に長打を量産できます。
スイング軌道も大きく、芯で捉えた際の飛距離が増すため、長打力が期待されます。
日本を代表する打者である大谷翔平選手(191㎝)は、高身長と筋力、柔軟性を兼ね備えた理想的なフィジカルの持ち主で、二刀流として世界中のファンを魅了しています。
さらに、守備面でも高身長のメリットは多く特に外野では、フェンス際の打球への対応は高まります。
高身長の野球選手は体格を最大限に活かし、投打守のすべてでアドバンテージを得ていると言えるのではないでしょうか。
ただし、それを活かすためには相応のトレーニングや柔軟性、技術も必要です。
ただ身長が大きいから成功できるとは限らない所は忘れてはいけません。
低身長の野球選手の強みと名選手たち
イチロー選手(180㎝)や元中日ドラゴンズの立浪和義選手(173㎝)は、抜群の俊敏性と巧みなバットコントロールで高い成績を残しました。
身長が低めの選手はストライクゾーンが小さく、選球眼やコンタクト技術が武器に!
やはり野球では高身長の方が有利と思われがちですが、低身長の選手にも多くの強みがあります。
まず、最も大きな利点となりえる所が、ストライクゾーンの狭さです。
身長が低いことでストライクゾーンが小さくなり、投手はストライクを取るのが難しくなります。
そのため、選球眼に優れた選手であれば、四球を選びやすく出塁率を高めます。
さらに、低身長の選手は低い重心に、バントを織り交ぜた小技と俊敏性に優れているのも特徴。
これにより、打席での細かなバットコントロールに俊足を生かした内安打に盗塁!
守備範囲の広さとテクニカルなプレーが光ります。
メジャーリーグでも、ホセ・アルトゥーベ選手(167.6㎝)は、小柄な体格を感じさせないパワーと足の速さで、MLBオールスターゲームにも9回選出されています。
低身長な選手に共通して言えることは?
体格のハンディを感じさせないほどの技術と努力、野球への探究心!
そして、低身長を個性として活かす!ことが大きな武器へとなりえます。
ポジション別に見る「理想の身長」
各ポジションに応じた体格の理想はありますが、絶対的な条件ではありません。
例えば、投手であれば高身長が有利とされるポジションです。
身長が高いと、マウンドから球の角度が鋭くなり、打者にとって打ちづらい角度が生まれます。
また、手足が長いほどリリースポイントが遠くなり、打者の体感速度も上がります。
実際、エース級の投手は180㎝以上の選手が多いのも確かです。
次に、捕手は必ずしも高身長が求められるわけではありません。
キャッチングの安定感、フットワークの軽さと速さ、投手とのコンビネーションが重要!
170㎝台から180㎝程度がベストな体格とされています。
あまりに大柄すぎると、低めのボールの処理や細かな動きに支障をきたすことも?
内野手は機敏な反応と低い重心が必要なため、特に二塁手や遊撃手は170cm台〜180cm未満の選手が多い傾向にあります。
一塁手は身長が高い方が有利で、捕球する際のリーチや守備範囲を広げる点でプラスになります。
時に、外野手は強肩やスピード、ジャンプ力が求められます。
特にフェンス際の打球処理などを考えると、180cm前後の身長が理想的!
センターは足が速くスピードのある選手が良いでしょう。
そして、ライトやレフトはパワー型の選手や役割によっても体格の幅を広げます
結果、ポジションによっての特性は、あくまで傾向であり、最終的には個人の能力と努力が、何よりも重要です。
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