野球選手でも視力が良くない選手は多くいます。
野球は「打つ・投げる・走る」といった身体的な技術ばかりが注目されがちです。
上手い選手はバッティングや守備・走塁の技術だけでなく、目の使い方も非常に上手いことをご存知でしょうか?
プロ野球選手の中には、視力2.0以上という驚異的な視力を持つ選手も少なくありません。
実は野球には、動体視力・周辺視野・深視力といった「視力検査では測れない目の力」が欠かせないのです。
本記事では、野球における目の役割や、野球選手がどのように目を使ってプレーしているのか?
また視力が悪くても工夫次第で上達できるポイントについて、わかりやすく解説します。
子どもから大人まで、野球を楽しむすべての人に知ってほしい。
視力と野球の深い関係をお届けします!球技である以上、視力はとても重要です。
視力がプレーにどう影響するのか?意外な視点から野球の奥深さに迫ります。
野球選手は視力がいいと、野球が上手くなるって本当?
野球に必要なものといえば、バッティング技術やスローイング、軽快な守備などが思い浮かびます。
しかし、見逃されがちなのが「視力」や「周辺視野」で周りを見ることが大切です。
プロ野球の世界では、視力は技術と同じくらい重要とされています。
実は、ただの視力検査で測る「静止視力」だけではなく、動くボールを追う「動体視力」!
そして、距離感を瞬時に掴み取る「深視力」など、いくつかの見る力が野球では関係しています。
そんなに野球が上手くない選手でも視力を鍛えることで才能が開花するかもしれません。
野球選手に必要な見る力とは?
野球では、ピッチャーが投げる速い球を正確に捉えたり、守備で打球を素早く見極めたりすることが求められます。
これらの動きは、次のような視覚の能力に支えられていると言っても過言ではありません。
● 動体視力=動いているものを見る力。投手が投げる球を、タイミングよく合わせて打つのに必要な視力。
● 深視力(距離感をとらえる力)=遠くに飛んだフライの距離感を測り見る力。ベースまでの距離など、正確な距離を掴むのに必要な視力。
● 周辺視野=打者なら、投手だけを見るのではなく、その後ろの野手の守備位置もボヤけ眼で見る視力。
ランナーで出塁した時に、周りの動きを俯瞰して見ているような感覚で動きを把握して見る力。
これらは、一般的な視力検査で測ることはできません。
しかし、このような視力を持っていると他の選手と実際のプレーで大きな違いを生み出します。
野球選手の視力はどのくらい?
プロ野球選手の中には、視力が2.0以上あるという人も珍しくありません。
特にバッターは、投げられた球を瞬時に見極めて対応する必要があります。
したがって、高い動体視力や集中力は求められます。
例えば、速球や変化球を正確に捉える目の良さはバッティングの精度を高める。
また、捕手や外野手も、遠くから飛んでくるボールを素早く判断する力が必要です。
つまり、視力の良さが守備力にも大きく関わっていると言えます。
近年では、視力が弱くてもコンタクトや度付きのサングラスで対応している選手もいます。
視覚のケアも一流選手にとって欠かせない自己管理の一つです。
メガネでも野球はできる?
「視力が悪いと野球は不利なのか?」という質問はよくあります。
しかし、実際には視力が悪くても活躍している選手はたくさんいます。
例えば、プロ野球では過去にメガネをかけたままプレーする捕手や投手もいました。
また、今ではスポーツ用のズレ難いメガネに、コンタクトレンズも発達してます。
視力が悪くても適切に矯正し、トレーニングや工夫をすれば、パフォーマンスに支障が出ることはありません。
私もあまり視力は良くありませんでしたが、野球をやるに当たっての目安として、視力検査で0.5以下になってボールが見づらいと感じた時が、何らかの矯正が必要になると思われます。
見る力はトレーニングで伸ばせる?
「見る力」は、ただの視力とは違い、トレーニングによって向上させることが可能です。
特に野球に必要な動体視力・周辺視野・深視力といった視覚機能は、日々の練習や工夫で鍛えられます。
例えば、動くものを目だけで追う練習や、上下左右を交互に視線を移すトレーニング!
そして、焦点を合わせる訓練(遠くと近くを見るときのピント調整力を鍛えるトレーニング)は、道具がなくても自宅で手軽に行えます。
また、反射神経を養う反復横跳びも脳の活性化にも良く、視覚にも効果的です。
これらはプロ野球選手も取り入れており、見る力を鍛えることで判断力や反応速度を上げるために行なっています。
視覚の強化は、野球の技術に直結する大切なトレーニングと言えるでしょう。
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