草野球の打順の組み方で悩んでいるチームは多いです。
打順は、試合の流れや得点力に大きく影響を与えます。
ただ打てる選手を並べているだけでは得点など奪えません。
出塁率や打撃力、走力!そしてバントのできる選手などといった基本的なポイントを押さえて選出する!
特に草野球では、選手のレベルに経験も違うので、個人のクセや特徴などを良く見極めて打順を組まなくては得点など奪えません。
出塁率・打撃力・走力という3つの基本を軸に、実際の各打順の必要性とコツなども紹介します。
試合で得点を取りたい!もっと強くしたい!というチームには必見です!
草野球の打順の組み方で押さえておきたい3つのポイント
草野球の打順を組むとき、打てる選手を並べるだけでは勝てません。
勝ち切るチームを作るためには、いくつかのポイントを抑えておくことが大切!
ここでは、打順を組むときに意識したい「3つのポイント」をご紹介します。
【1】出塁率を重視する!
まず何よりも、出塁できなくては得点に繋がりません。
長打力がなくても、単打でランナーとして出塁できれば問題ありません。
まず、先頭から4番までに出塁率の高い選手を置きます。
出塁してチャンスが巡ってきた時に5番打者辺りから大量得点を狙えるとベストです。
【2】打撃力を見極める!
3番・4番・5番には、打撃力の高いプレーヤーを置いておくと安心できます。
基本的には草野球での試合は出塁率の高い選手を頭に入れながら、打撃力・長打力で順番を決めて行くとよいでしょう!
打率の高い選手よりも、一発のバントヒットで出塁できる小技に走力を持っている方が大きな力になります。
【3】足を活かす!
素早く足の速い選手は大きな武器です。
1番・2番~9番まで、どこに置いても相手を揺さぶる存在へとなりえる!
草野球で足の速い選手は、重宝されます。
出塁率も上がり追加点を狙えるチャンスも膨らみます。
打順を組む時、「足の速さ」と「打撃力」「出塁率」で悩む監督は多いのではないでしょうか?
上記の3つは重要ポイントです!
私が草野球チームの打順を組むとするならば、足が速くて出塁率の高い選手から並べて行きます!
勝てるチームを作るための打順配置のコツ(タイプ別)
草野球で勝つためには、チームの特徴を理解し、それに合った打順を組むことが大切です。
すべてのチームに同じ打順が当てはまるわけではありません。
ここでは「打撃が強いチーム」と「守備重視・堅実タイプのチーム」の2つに分けて、効果的な打順の考え方を紹介します。
【A】打撃の強いチームの場合
長打力のある選手が多いなら、上位打線に強打者を集中させて早い段階で得点を狙うのが基本です。
1番・2番に出塁力のある選手、3番〜5番には長打が期待できる選手を配置して、ビッグイニングを狙いましょう。
7〜9番の下位打線からのチャンスメイクも意識できると攻撃の幅も広がり厚くなります。
【B】守備・走塁が得意なチームの場合
打撃力が劣るチームは「繋ぐ打線」を意識し、出塁と走塁を活かすことがポイント。
1番〜3番に足が速くて小技も使えて、粘り強い打者を置きます。
バントや盗塁を絡めて少ないチャンスを得点に結び付ける!
4番は必ずしもホームランバッターでなくても良いですが、出塁率高めの選手の方よいでしょう。
チームの強みを活かした打順を組むことが望ましいと言えます。
大事なことは、自分のチームに合った打線を組む!
打順は戦術(作戦)であることを意識して、柔軟に調整していきましょう。
草野球では90分7イニング制です。
なるべく早いイニングで得点を重ねないと負けてしまうかもしれません。
いつもなら4番を打つ選手を1・2番に持ってくる!という作戦も面白いかもしれませんね!
MLBの大谷翔平選手のような器用方法ですね!
下位打線を工夫し、ミスの少ないチームにする
草野球で勝つための試合運びをするには、上位打線だけでなく「下位打線」の工夫も必要です。
特に7番〜9番にどの選手を配置するかによって、得点チャンスを逃すこともあります。
その逃したチャンスの影響で、次の回の守備がボロボロになる可能性も?
実力の劣る選手を下位打線に並べるのは避け、下記の3つに当てはまる選手を下位に選ぶと良いです。
・確実にボールに当てられる!
・走塁判断がしっかりしている!
・バントや進塁打が打てる!
チームプレーができるタイプを意識的に配置できると、ミスを減らせます。
ひと昔前の9番打者は、本当に打てない選手を置いているチームが多かったです。
しかし、最近のベースボールの9番打者には「第二の1番打者」としてソコソコできる選手を置いています。
上位打線に繋げる役目のできる小技に出塁率高めの選手を置くのが主流です。
また、初心者や打撃が苦手な選手を9番に置く場合は、こんな意識を持ってもらうと良いでしょう!
・ボールをよく見て四球を選ぶ!
・凡打でも走者を進塁させる!
このように、起用された選手の9番打者としての役割を伝えて置くと、無駄な三振や走塁ミスを減らすことに繋がります。
試合の流れを崩さない!ミスの少ない強いチーム!を作ることが理想です。が?
なかなか思い通りの結果に繋がらないのも野球です。
一人のミスは全員でカバーし合うのが鉄則です。
草野球でよくある打順の失敗例
草野球では、チームメンバーのレベルはバラバラです。
しかし、組んだ打順が、逆に選手たちを惑わせることがあります。
ここでは、草野球でありがちな「打順失敗例」をいくつか、ご紹介します。
まずよくあるのが「年功序列で並べてしまう!」あるあるパターンです。
気を遣ってベテランを上位打線に!初心者を下位打線に!という打順を組むチームがあります。
つまり、出塁率や打撃力を無視した打線は、得点できずに終わります。
また、打撃力のある選手を4番に座らせても、前を打つ選手が出塁しないと得点にはなりません。
長打力があり出塁率も高いのであれば、4番よりも1・2番に置いても面白いです。
極端な失敗例として、
・走塁が苦手な選手を1・2番に置く?
・三振の多い打者を9・1・2番に置いてしまうといった良くある失敗例です。
初心者や打てない打者を9番に置くのではなく、7・8番ぐらいに置く方が良いでしょう。
選手に打順の役割をしっかりと伝え、戦術を共有する。
勝利のためには、チームの強みを最大限に活かし、弱点を補うことが出来なくてはいけません。
試合で得点できるパターンを何通りか?考えて置いた方が良いですね。
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