少年野球のグローブはオールラウンドでいい?ポジション別の選び方

少年野球

少年野球を始めるとき、最初のグローブとして選ばれやすいのがオールラウンド用です。

まだ守るポジションが決まっていない時期なら、ひとつのグローブで内野や外野など、いろいろな場所を経験できます。

そのため、最初の一個としては選びやすいタイプと言えるでしょう。

ところが、野球を続けていると少しずつ状況が変わってきます。

内野を守る機会が増えたり、外野に入ることが多くなったり、ピッチャーを任されるようになったり。

そんな変化が出てくると、

「このままオールラウンド用でいいのかな」と、気になり始めます。

結論からいえば、守るポジションが決まっていない時期は、オールラウンド用が向いています。

その後、守る場所が定まってきても、すぐに買い替える必要はありません。

今のグローブで捕球や送球に不便を感じるようになったときが、ポジションに合った形を考える目安になります。

この記事では、オールラウンド用の特徴と、内野・外野・投手・捕手・一塁手それぞれのグローブ選びを見ていきます。

 

最初のグローブ選びから確認したい方は、「少年野球のグローブ選びで失敗しない!初心者の親が知るべき5つのポイント」も、ご参考ください。

オールラウンド用が向いている時期

野球を始めたばかりのころは、まだ守る場所が決まっていないことも珍しくありません。

練習では内野に入る日もあれば、外野を守ることもあるでしょう。

オールラウンド用なら複数のポジションで使いやすく、子ども自身もいろいろな場所を経験できます。

最初のうちは、ポジション専用の形を選ぶより、まずボールを捕ることに慣れる方が大切です。

キャッチボールをしたり、ノックを受けたり、試合で打球を追いかけたりする。

そうした経験を重ねる中で、「内野が好き」「外野の方が楽しい」と、子ども自身の好みも少しずつ見えてきます。

ポジションに合ったグローブを考えるのは、その後でも遅くありません。

オールラウンド用でも、すべて同じ形ではない

「オールラウンド」と聞くと、どの商品でも似たような形をしているように思えるかもしれません。

ところが、実際に比べてみると意外と違います。

モデルによって、グローブ全体の大きさや指の長さ、ポケットの深さなどが変わるためです。

少しコンパクトで操作しやすいものもあれば、やや深さがあり、ボールをしっかり収めやすい形もあります。

つまり、オールラウンド用は「どのポジションでも同じ感覚で使える万能グローブ」というわけではありません。

私自身もいろいろなグローブを使ってきましたが、同じような大きさに見えても、手を入れた瞬間の感覚が違うことは何度もありました。

捕ったときの収まり方だけでなく、グローブの開き方や、ボールを握り替えるときの感覚まで変わります。

選ぶときは「オールラウンド」という表示だけで決めず、実際の形や手を入れたときの感触まで確かめておくと安心です。

 

内野を守るなら、操作しやすさを意識する

高学年になるにつれて、守る場所が少しずつ固定されてくる子もいます。

内野を任される機会が増えてきた場合、次のグローブでは操作のしやすさも意識したいところです。

内野では、ボールを捕ったあと、すぐに送球へ移る場面が多くなります。

そのため、大きすぎるグローブよりも、扱いやすくボールを取り出しやすい形を好む選手もいます。

ただし、内野を守るようになったからといって、すぐに内野手用へ替える必要はありません。

今のグローブで問題なく捕球や送球ができているなら、そのまま使い続けても大丈夫です。

ボールを取り出しにくかったり、握り替えに時間がかかったりするようになったら、そこで初めて形を見直してみる。

そんな順番で考えると、無理なく次のグローブへ移れます。

外野では、少し長さのある形も候補になる

外野を守ることが増えてくると、内野とは違った感覚が必要になります。

飛球を追いかけたり、少し離れた位置のボールへグローブを伸ばしたりする場面が多くなります。

そのため、内野向きのコンパクトなグローブより、少し長さのある形を使いやすいと感じることもあるでしょう。

ただし、「外野だから大きいグローブ」と単純に決める必要はありません。

子どもの手に対して大きすぎれば、かえって扱いにくくなることもあります。

今使っているグローブで捕球に困っていないなら、ポジションが変わっただけで買い替える必要はないでしょう。

もう少し長さが欲しい、飛球を捕りにくいと感じるようになったら、外野向きの形を候補にしてみる。

そのくらいのタイミングで十分です。

ピッチャーをするようになったら、ルールも確認する

ピッチャーを任される機会が増えてくると、グローブ選びにも少し違った視点が必要になります。

投手用グラブには、ほかのポジションとは異なるルールが関係するためです。

色やデザインなども含め、試合で使用できるものかを購入前に確認しておくと安心です。

ピッチャーになったからといって、すぐに投手専用グラブを用意する必要はありません。

今のグローブで投球や守備に問題がなく、チームのルールにも合っているなら、そのまま使える場合もあります。

一方で、ピッチャーとして試合に出る機会が増え、本人も「これから続けたい」と感じるようになったら、専用グラブを考えてもいいでしょう。

購入する前には、チームでの使い方や試合での規定を指導者へ確認しておくと、あとから迷わずに済みます。

キャッチャーとファーストは専用ミットを検討する

キャッチャーとファーストは、ほかのポジションとは少し事情が違います。

捕手にはキャッチャーミット、一塁手にはファーストミットがあり、それぞれの役割に合わせた形になっています。

チームに共有用のミットが用意されている場合は、練習や試合でそのポジションを経験してから、自分用を選ぶ方法もあります。

本人がそのポジションを気に入り、試合でも守る機会が増えてきた。

そこまで見えてから専用ミットを考えても遅くないでしょう。

「使うかもしれないから買っておこう」と先に用意するより、実際に必要になった段階で選ぶ方が、使用頻度やサイズも判断しやすくなります。

買い替えの判断は、ポジションよりプレー中の不便さ

守る場所が決まったからといって、その日にオールラウンド用を卒業する必要はありません。

買い替えを考えるときは、ポジション名よりも、今のグローブでプレーに支障が出ているかを確認してみましょう。

たとえば、内野でボールを取り出しにくくなったり、捕球後の握り替えに時間がかかったりすることがあります。

外野では、もう少し長さが欲しいと感じることもあるでしょう。

また、手の成長によって指が窮屈になったり、子ども自身が今の形を使いにくいと感じ始めたりすることもあります。

こうした不便がなければ、ポジションが決まっていても、今のグローブを使い続けて問題ありません。

反対に、本人から「次はこの形を使ってみたい」という言葉や要望が出てきたら、買い替えを考える良いきっかけです。

親がポジションだけを見て決めるのではなく、実際のプレーと子どもの感覚に合わせて判断していきましょう。

ポジションに合う形へ、少しずつ近づけていく

少年野球では、最初からポジション専用のグローブを用意する必要はありません。

オールラウンド用でいろいろな場所を経験し、守備位置やプレースタイルが見えてきた段階で、必要に応じて形を見直せば十分です。

内野では操作性を意識し、外野なら少し長さのある形も候補になります。

投手ではルールの確認が必要になり、捕手や一塁手なら専用ミットを使う場面も出てくるでしょう。

ポジションによって重視したい部分は変わりますが、守る場所が決まったことだけを理由に買い替える必要はありません。

まず見るのは、今のグローブで困っていることがあるかどうかです。

子どもの手もプレーも、野球を続ける中で変化していきます。

その変化に合わせて、必要なタイミングで次のグローブを選ぶ。

そうすれば、最初のオールラウンド用から、子ども自身のポジションに合った一本へ、無理なくステップアップしていけます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました